マイクロ法人ラボ

はじめてのマイクロ法人設立・運営ガイド

5. 法人運営のリアルな体験談


※本サイトにはプロモーションが含まれています。

ここでは、マイクロ法人の運営で実際に直面したトラブルや課題、その解決方法について詳しくお話しします。「これから法人を作ってみたいけど、何が大変なの?」と気になっている方の参考になれば幸いです!

1. 運営中に予想外のトラブルはありましたか?

銀行口座の開設問題
正直、法人用の銀行口座を作るのがこんなに大変だとは思っていませんでした。個人口座みたいに「申請すればすぐに作れる」わけではなく、最近では不正利用を防ぐために審査がとても厳しくなっているんです。
法人の口座が作れないと証券口座も作れないため、資産運用を始めるまでに時間がかかってしまいました。「法人化すればすぐ動ける!」と思っていた分、このスタートダッシュの遅れは痛かったです。

本社住所の選定
法人設立時には「どこを本社住所にするか」を決める必要があります。当初は妻の実家を使わせてもらおうと思ったのですが、家族の反対で断念。仕方なく、自分の実家を本社住所に設定しました。
※ちなみに、賃貸物件で法人の登記をする場合は、契約書の確認が必要です。「事務所利用不可」と書かれているとトラブルになることもあるので要注意!

政府システムの不便さ
法人設立には、行政のオンラインサービス「ワンストップサービス」を利用しました。でもこれが本当に不便!古い仕様のため、申請書類が開けないことが多く、その都度インターネットで解決策を検索。何とか手続きを終えたものの、これにはかなりの時間を取られました。「便利そうな名前だけど、意外と大変!」というのが正直な感想です。

2. 法人設立後、最も大変だったことは何ですか?

銀行口座の開設の難航
最初に挑戦したのは「GMOあおぞらネット銀行」。社会保険料の口座振替に対応しているし、振込手数料も安いと評判だったからです。でも、審査で「事業実績のわかる資料」を求められました。
「これから始める法人なのに、実績なんてないじゃないか!」と思いつつ、事業計画書を提出してみましたが、結果は不合格…。審査の理由も教えてもらえず、途方に暮れるしかありませんでした。法人として動き出すには口座が必要なので、この壁は本当に辛かったです。

社会保険料の支払い問題
銀行口座が作れない間は、個人のゆうちょ銀行を活用しました。「別段預金」として会計処理をし、ペイジー(Pay-easy)を利用して社会保険料の支払いを行いました。でも、毎月の支払いを自動で行うためには法人名義の銀行口座が必要。特にネット銀行だと、どこにいても手続きができるので便利です。旅行好きな私にとって、この問題は早く解決したい課題でした。

住信SBIネット銀行での突破口

次に挑戦したのが「住信SBIネット銀行」。個人口座を持っていたので、「これなら素性を理解してもらえるかも」と思い、申し込みました。事業実績がない中で事業計画書を提出し、1週間後に「口座開設完了」の連絡が!
何が審査に通った理由なのかは不明ですが、長年利用している個人口座の信頼が効いたのかもしれません。この時の喜びはひとしおでした!

ただし、住信SBIネット銀行は社会保険料の口座振替やペイジーに対応していないため、一部手続きは手作業が必要でした。それでも法人運営を軌道に乗せるための大きな一歩となりました。

固定電話番号の取得
次の壁は、証券口座の開設時に「固定電話番号」が必須だったこと。法人化にあたって固定電話は用意していなかったため、「楽天コミュニケーションズ モバイルチョイス」を導入しました。このサービスでは、スマホ1台で個人用と法人用の電話番号を使い分けることが可能です。初期費用500円、月額100円と非常にリーズナブルで、今でも活用中です。

GMOあおぞらネット銀行への再挑戦
住信SBIネット銀行で法人運営をスタートさせ、証券口座の実績を積んだ後、再びGMOあおぞらネット銀行に申請しました。今度は資産運用の状況を資料として提出し、無事に審査に通過。
申請から約3か月かかりましたが、これで社会保険料の口座振替も可能になり、毎月の手間を大幅に削減できました。この経験から、法人設立時には事業計画だけでなく、何かしらの実績を作る準備が重要だと感じました。
(筆者は、前職が公務員で「副業禁止」だったため、手掛けた事業などはなかったため、どうしようもありませんでしたが。)

3. 公務員からの転身で後悔したことは?

後悔はなし
嫌だった仕事を辞められた喜びが大きく、現時点で後悔はありません。ただし、毎月の安定収入がなくなることには慣れが必要でした。

FIRE生活の満喫
「今日が人生で一番若い日」という考えを大切に、これからは日本百名山の踏破や長期の海外旅行、避暑地での滞在などを楽しむ予定です。2~3年間やりたいことをとことんやって、それ以降のことはそのとき考えます!

4. まとめ

法人運営は、思いもよらないトラブルや手続きの難しさがつきものです。でも、その都度工夫して乗り越えれば、新しい世界が広がります。これから法人を設立しようと思っている方は、ぜひこの記事を参考に準備を進めてみてください!